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2006年11月30日

●11月30日(木) 国会活動報告

8:00〜 【部会】水産総合調査会水産基本政策小委員会
8:30〜 【部会】山村振興委員会
      鳥獣被害対策の現状と課題・問題点等について
8:30〜 【部会】政調全体会議
      平成19年度予算編成の基本方針案について
8:45〜 安全保障委員会理事会
9:00〜 安全保障委員会
9:00〜 【部会】企業統治に関する委員会
      企業結合審査の課題について産業界・法曹実務者からのヒアリング
10:30〜 【部会】選挙制度調査会 公職選挙法等に関する課題について
10:30〜 全国山村振興議連
12:00〜 平成研究会
12:45〜 代議士会
13:00〜 衆議院本会議
◎13:46〜 12分間、防衛庁設置法(省昇格)について演説をいたしました。
13:00〜 住宅対策促進全国大会
13:00〜 46回商工会全国大会
13:30〜 【要望】北海道傷痍軍人会・妻の会
14:00〜 【部会】地域再生調査会・中心市街地再活性化調査会・全部会合同会議
     「地域活性化策に関する政府の取組について」とりまとめ(案)について
14:00〜 【部会】社会保障制度調査会障害者福祉委員会 中間取りまとめについて
14:30〜 北海道代議士会3大臣面会要請(農林水産大臣へ)
14:50〜 北海道代議士会3大臣面会要請(外務大臣室へ)
15:00〜 大陸棚調査推進議連総会
15:00〜 上海万博支援議連設立総会
15:15〜 北海道代議士会3大臣面会要請(経済産業大臣室へ)
16:00〜 【部会】総務部会・郵政政策小委員会合同会議
      郵政民営化に向けた取り組みの進捗状況等について
16:00〜 【部会】交通安全対策特別委員会飲酒運転根絶プロジェクトチーム
      「飲酒運転の現状と根絶に向けた取組み」について

本会議演説
本会議演説

本会議演説のムービーURL
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm
[説明・質疑者等(発言順)]の「今津寛」をクリックしてご覧ください。


 
本会議演説時の原稿
防衛庁設置法等の一部を改正する法律に対する賛成討論
衆議院議員 今津 寛

 私は、自由民主党の今津寛であります。
 自由民主党を代表して、議題となっております内閣提出の防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、賛成の立場から討論を行います。
 皆さん、中田厚仁さんという青年の名を覚えているでしょうか。私は、国会でPKO法案が可決成立した年に、カンボジア内戦終結に伴う自衛隊派遣に先立ち、同志の若い議員と 共に、カンボジアを訪れました。中谷元さんや赤城徳彦さん、そういえば今は民主党の岡田克也さんも一緒でした。
 私達がプノンペンのホテルに到着するや、日本人の青年たちが面 会を求め、「自衛隊の海外活動は憲法で禁止されているはずなので、派遣を中止してほしい」と言うのです。彼らとの議論の中で、私が「選挙を妨害しようとしているポルポト派は銃を持っているんだ。危ない。自衛隊のように充分に訓練を積んだ人でなければいけないんだ」 と言ったところ、ある青年が「何を言っているんですか、僕たちはボランティアでカンボジアの為に来ているのに、危害を加えられるはずがありません。自衛隊ではなく、私達青年が日本の名誉の為に頑張ります」と言うのです。
 2時間位話しあったでしょうか。結局結論は出ずに別れましたが、夜になると、ホテルのバーから電話があり、昼間の青年が「どうしてももう一度会いたい」と言うのです。私は青年と朝までビールを飲みながら話し合いました。「ボランティアの仕事が終わったら東京で会おう」とがっちり抱き合って別 れました。
 中田さんは国連ボランティアとして世界の平和を心から願い、カンボジアで公正な選挙を実現させるため、懸命に村々を回りました。川にぶつかればフェリーを使い、フェリーで行けなくなるとカヌーを使い、カヌーが使えないときは泳いで村々を回り、公正な選挙について説き続けました。
 その青年中田厚仁さんが任務遂行中、凶弾に倒れたのは、半年後のことでした。私は今でも彼のキラキラ輝いた眼と笑顔を思い出します。そして、「日本人の名誉の為にカンボジアに来たのだ」という言葉が忘れられません。「日本の名誉の為に」という言葉が。
 中田厚仁さんが殉職された地に「アツヒト村」という新しい村が生まれ、「ナカタアツヒト小学校」が創設されました。このような熱い志をもった日本の青年がいたことを、イジメ問題などで悩んでいる今の子供たちに知ってもらいたいと思います。子供たちは志を持って力強く生きてもらいたいと願います。
 カンボジアでは中田さんが亡くなった翌月、文民警察官として任務遂行中、岡山県警の高田晴介さんも殉職されました。平成15年には、イラクの新しい国造りに取り組んでいた外務省の奥克彦さんが、殉職されました。
 こうした方々の尊い犠牲や、あわせて海外における過酷な環境の中での自衛隊の献身的な活動によって、国際社会における日本の地位 と尊厳が守られていることを、わたしたちは忘れてはならないのです。
 そもそも、国民の安全・安心と国家の繁栄のためには、国家の平和と独立を守ることが最重要であることは申し上げるまでもありません。従ってどの国も、国を守る軍隊を保持し、その管理・運営のための国防総省や国防省を持っています。特に先進民主主義国では、国を守る軍隊にはそれにふさわしい位 置づけを与え、敬意を表しながらも厳格なシビリアン・コントロールを行っています。
 その中で我が国のみが国防のための組織を庁として格下に位置付けてまいりました。
 近年、我が国を取り巻く安全保障環境は大きく変化しております。阪神・淡路大震災に代表される大規模災害は、ある日突然、国民の生命・財産が奪われる可能性があることを我々に知らしめ、又、北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験、9.11米国同時多発テロに見られる国際テロ組織の跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)は、今日、明日、明後日、いつその脅威が我が国に、わたしたちのふるさとに、家族に襲いかかってきても、おかしくない現実を見せつけました。
 国民の生命・財産を守る危機管理体制を一層充実・強化するとともに、新たな脅威に対応するために、諸外国と協力して活動していくことが国政上の最重要課題となっているのではないでしょうか。
 世界を見渡せば、どこの国においても「国の防衛」を担当する行政組織は「省」(ミニストリー、デパートメント)であり、我が国のように「庁」(エージェンシー)と位 置づけている国は他にありません。今こそ、防衛庁を防衛省へ改め、世界に対して我が国の安全保障や国際平和協力に対する強い決意を明確に示さなければなりません。
 自衛隊員たちは、入隊時の宣誓文にある「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえる」という言葉通 り、創隊以来1,700名以上もの殉職者という尊い犠牲を払いながら、自らの身命を賭して、自衛隊を非難する人々を含めた全ての国民のために、任務完遂のためひたすら汗を流してきました。
 その典型の1つが、イラク人道復興支援特措法に基づくイラク派遣であります。平成一六年に私の地元旭川の第二師団が最初の派遣部隊として彼の地に赴きました。二月一日その日は零下20℃の寒い朝でした。雪が降っていました。見送りの場にあって私は、送る者と送られる者、妻子、父母、兄弟の思いや、それを受け止めて厳しい任務に赴く隊員の心根を思いを致し、全員無事に元気で帰ってきてほしいと痛切に感じたことを思い出します。
 全員無事帰還を祈り、旭川の地で黄色いハンカチ運動が全国的に展開されました。超党派の国会議員による「海外派遣自衛隊員を支援する国会議員の会」も結成され、全面 的にバックアップいたしました。
 イラクのサマワにおいては、危険が存在し、行動が非常に制約された環境下ではありましたが、隊員諸君は「与えられた条件下で任務の完遂に全力を尽くす」という態度を貫いたのです。武士道の国、日本のサムライとして、隊員たちの努力はイラク人のみならず、国際社会からも大きな評価をいただいています。
 又、私がゴラン高原、インド洋、クウェート、インドネシアのバンダアチェ、等の視察で出会った若い隊員達は使命の重さを認識し、自信と誇りに満ちたものでした。
 こうした長年の活動により、今や自衛隊は大多数の国民から高い評価と信頼を得るに至っております。このことは、政府による最近の世論調査において、自衛隊によい印象を持つ人が回答者全体の8割以上、陸上自衛隊のイラク派遣を評価する人が7割以上を占めていることにも表れています。国民にとって自衛隊はもっとも信頼できる組織の一つであり、いざというときの場合の国民の拠り所となっているのであります。
 我々国会議員は、国民の代表として、今こそ、我が国の独立と平和を守り、我が国の発展と繁栄を支え、日本を代表して国際平和の構築に取り組んでいる自衛隊の任務の重要性と、自衛隊に対する国民の高い信頼と期待を正当に評価すべきであります。
 これは、民主主義が成熟した先進国として当たり前のことであり、自らのシビリアン・コントロールに自信を持つということでもあります。最近、一部の不心得者によって、その信頼が損なわれた事実は遺憾ではあります。不祥事件に対しては厳しく反省し、自浄作用を発揮する健全な組織の維持への努力を求めつつ、防衛庁・自衛隊に対し、任務にふさわしい位 置付けを与え、国家としての基本的な体制を一刻も早く整えるべきであります。そのために、今国会において本法案を成立させ、防衛庁の「省」移行と国際平和協力活動等の本来任務化を実現すべきである、このことを強く訴え、防衛庁設置上等の一部を改正する法律案に対する賛成討論を終わります。