震災発生より9日ぶり奇跡の救出にあたり

 震災発生から3日後の3月14日(月)、国会事務所に中央大学応援団OB会の関係者より連絡が入る。
 
 内容は今津寛の後輩にあたり応援団助監督を務める阿部明氏(S51年卒)のご自宅(宮城県石巻市)が本人在京中に被災され、自宅は全壊した模様、ご家族の内、妻、妹、長男の無事は確認されたが、母親と次男の消息が不明であり、往来規制が実施される中、阿部氏本人の石巻市への移動手段の確保とご家族の安否確認、及び義援金の要請であった。
 
  当然、全面的に協力させて頂くとともに、最善の支援策を模索する。
ご本人は翌日、ご家族の安否確認の為、石巻市へ移動した。
 
 その後、震災から9日が絶ち、阿部氏本人からの連絡が途絶えていたため、最悪の結果も頭をよぎる3月20日、テレビの光景に息を飲んだ。なんとお母様の寿美さんと次男の任さんが県警石巻署員によって倒壊家屋から救出されたのだ。
  二人は水やヨーグルトなどを口にして耐えしのぎ、発見時に任さんは「先におばあちゃんを」と気遣ったという。
  「必ず生きていると信じていた」二人の安全を確認し記者会見する阿部明氏の映像をみて安堵するとともに、そのニュースを知った他の被災者の言葉
  「奇跡としかいいようがない。やっぱり希望を捨てちゃいけない。もう一度頑張ろう」
   
  自身にも言い聞かせ、あらためて復興に対する決意を新たにする。