平成23年5月19日安全保障委員会質疑

平成23年5月19日(木)衆議院安全保障委員会にて質疑を行いました。
以下、内容です。
 

  
今津
 参議院議長による首相に対する退陣要請についてどう思うか?
 

北澤防衛大臣 閣僚の一員として極めて残念だ。
 
松本外務大臣 閣僚としてのコメントは差し控えたいが、政府が進める震災対応について理解を得る努力をしたい。
 
今津 10万人に自衛隊員が自分の立場を離れて災害復興に従事せざるを得ない状態の中で、なぜ安全保障会議を開くという手続きを踏み、諸般の状況について確認しなかったのか?また原子力発電所に関連し、初動段階で、米軍の協力の申し出を断ったとの指摘に関しての意見を伺いたい。
 
北澤防衛大臣 自民党からは安全保障会議を開くべし、という意見があったことは認識しているが、震災当時は緊急性を要しており、緊急対策本部を設けて迅速に対応したことは間違っていないと考える。
 
松本外務大臣 米国の協力を求めてまいりましたし、協力を断ったという認識はありません。米国側も同様に認識だと理解している。
 
今津 憲法改正し、自衛隊を国軍として位置づけることに関して如何か?
 
北澤防衛大臣 閣僚の一員として現行憲法を遵守してゆくというのが基本的な立場だ。小泉内閣でさえ「いまだその機運には至っていない」との判断をされたことからも、私の立場からの言及は差し控えたい。
 
今津 防衛大綱、中期防の見直しに関しては、法案がでるので本会議等で議論をすすめるが、自衛隊の待遇、評価、名誉について、現職中に勲章や褒章を受章できるようにする栄典制度の見直しや統幕長を認証官するという提案について検討されていますか?
 
小川防衛副大臣 日頃から今津議員に関しましては、自衛隊員の処遇、ステータス、モチベーションに高い関心をお持ちで、アドバイスいただいておりますことをありがたく存じます。お尋ねの件につきましては、引き続き比較的お時間を頂いて検討させていただきたいと思います。
 
今津 大臣から何の指示がないし、何も協議していないということですね。
民主党がやらなければ、自民党がやりますから、自衛隊の人たちの御苦労に報いる待遇等は、政党が違っても政務三役が先導してやらないといけない。
 
今津 初動態勢についてお聞きしたい。震災発生時、小牧にいた東電の社長が京に戻るため、いったんは自衛隊の輸送機で出発しているが、また戻っている。これは事態対処課長の指示となっているのですが、恐らく大臣と相談のうえであると思うし、これが結果として責任者が現地で指揮を執るという初動態勢のおくれにつながっていると思うが、見解は如何か?
 
北澤防衛大臣 危機管理監から運用局長に依頼があったようだが、要請について不確かな情報であり、このC130はDMATを輸送するという任務が確定しており、優先した。初動を遅らせたということにはならない。

今津 今回の震災対応ではアメリカがトモダチ作戦で大変頑張ってくれている。
仮に、日本の災害支援をするために日本に向かっている、同盟国、友好国の船が第三国から攻撃を受けた際に、自衛隊はその船を守るため戦うことは可能か?
 
松本防衛政務官 防衛出動により対応し、その一環として他国の艦船ついて防衛を行なうことは可能であると考えます。
 
今津 原発が事故によって大変な状況になっているが、私ども日本の国に、大都市または原発等に向かってくる核ミサイルに対しては先制攻撃は可能か?
 
松本防衛政務官 いわゆる敵基地攻撃をめぐる最近の議論には、先制攻撃と敵基地攻撃等、様々なものがあるが、憲法9条のもとで認められる自衛権発動の三要件に該当する場合に限られると認識している。
 
今津 敵地攻撃と先制攻撃について法制局に問いたい。
 
政府参考人 我が国の個別自衛権の発動ということで申しあげますと、自衛権発動の三要件を厳格に守るという意味でも、我が国に対する武力攻撃がまだ発生していない状態での我が国としての武力発動は許されないと考えます。
 
今津 例えば敵基地を攻撃するとういう能力を自衛隊は保持しているのか、
あるとすれば、どのような戦力か?
 
北澤防衛大臣 現在の自衛隊は専守防衛でありますから、敵基地を攻撃するというような体制にはなっておりません。
 
今津 集団的自衛権の片務性の問題、恒久法の問題、安全保障基本法等の我が国の防衛の問題について一つずつ解決していかねばなない。民主党中心の政権においても武器輸出三原則等のご英断が下される場合は喜んで協力させていただくとういうことを申しあげて、質問を終わります