平成23年6月1日沖縄及び北方問題に関する特別委員会質疑

平成23年6月1日沖縄北方特別委員会にて行いました質疑の内容は以下の通りです。
 
今津 東日本大震災における北方領土の被害は
 
枝野国務大臣 直接把握出来ていない。
 
今津 恐らく北方領土でも被害があったかと思われるが、問題は、確かに不法占拠されておりますけれども、把握の努力をしたかどうかということだ。調べて国民に伝える義務があると考えるが如何か?
 
松本外務大臣 外務省でも一定の情報収集を行なっているが、今後の情報収集の観点から申しあげられない。報道で公開されている情報をあわせると、様々な情報に接しているが、五月に島民からの聞き取りでは具体的な甚大な被害があったとは聞いていない。
 
今津 民主党政権になってから外務大臣が「不法占拠」という言葉を使わなくなっているが、松本大臣は如何か?
 
松本外務大臣 法的な根拠なく支配をされているという表現が適切であると考える。
 
今津 最近、ロシアの報道とか高官による不法占拠というものを正当化する発言が続いていることについて感想は?
 
松本外務大臣 両国はこれまでの諸文書、諸合意に基づいて、静かな環境のもとで北方領土問題を解決して平和条約を締結することが我が国の基本方針であり、この点については一致している。
 
今津 我が国上空におけるスクランブル、特にロシアの飛行機へのスクランブルが急激にふえている。一方、領空侵犯は少なくなってきた。これについて防衛省より説明を求める。
 
防衛省 スクランブルについて、平成22年度では386回、前年度比で87回増加している状況である。領空侵犯について確認された事例は全部で34件あり、うち33件がロシアによるものである。
 
今津 防空識別圏でありますが、北方領土と竹島が入っていない理由は?
 
防衛省 あくまでも防空識別を的確に行うためのものであり、領土ないし、領空などの範囲を定めるものではない。
 
今津 北方領土のロシア軍の変遷を伺いたい。
 
防衛省 国防予算の増加傾向を背景として、今後も継続されていくと考えられると防衛白書でも記述されており、注目している。
 
今津 ロシアの装備の増強や中国の状況を鑑みた場合、北海道を中心とする北の守りもそれに対応するものにするべきだと考えるが如何か?
 
防衛省 新大綱においては、運用に焦点を当てた動的防衛力を構築することとしている。北海道には陸海空の部隊を配置し、大規模演習も含めて全国の約半数の面積の演習場が所在していることからも、質の高い防衛力の整備を着実に進めている。
 
今津 今回の災害においても、自衛隊のマンパワーの力強さ、優秀さは際立っている。PKO活動等、海外での活動においても評価が高い。そうした中で、やはり、自衛隊を削減するという考えに至らないので、設置法に反対させていただいた。同時に立場が変われば、防衛大綱そのものの見直しに取り組みたい。
是非、新しい民主党になって積極的に国際貢献できるような安全保障体制の構築に取り組んで頂きたい。また、確かに動的防衛力という体制になるのですが、全方位で防衛に取り組むという観点から、北の守りの重要性を再度申しあげて、質問を終わります。