【ひろしニュース】統合医療について

平成24年5月

 

<統合医療とは>
●西洋医学と相補・代替医療を統合した医療です
世界には、西洋医学以外にも東洋医学をはじめ精神療法、アロマテラピー、マッサージ、気功など、「相補・代替医療」と呼ばれる数多くの療法があり、欧米では、相補・代替医療による診療が西洋医学と肩を並べて普通に行われています。西洋医学一辺倒の考え方から脱却して、患者を中心に相補・代替医療を統合し、患者に適したあらゆる医療の可能性を取り入れようとするのが、「統合医療」です。
●一人ひとりに最もふさわしい治療方法を一緒に考え、それを提供する医療です
「統合医療」は、その人の病気症状を取り除くことだけを目的としたものではなく、心の状態や、家庭での生活習慣、社会的環境など多面的に原因を見つめ、一人ひとりに最もふさわしい治療方法を一緒に考え、それを提供します。
●病気予防を大事にする医療です
「統合医療」は、自然治癒力を高めて病気にならないようにする、つまり病気を予防することを第一義に考えます。QOL(生活の質)の向上を図り、生活習慣や環境改善を含めた総合的な健康づくりに取り組むものです。
 
<統合医療の現状>
西欧諸国では、統合医療が国の医療として研究され、特にアメリカでは、国立衛生研究所(NIH)という世界的な最先端医学の研究機関において2005年には150億円の予算が投じられ、相補・代替医療が科学的に研究されており、アメリカ国民の62%が、何らかの相補・代替医療を利用していると報告しています。日本では、衆参両議院の関係委員会において、医療費の高騰を抑制するために予防医学の観点から統合医療に関する質疑が行われ、平成18年度から調査研究のため1億円の予算が計上されている程度です。
 

<統合医療を進めるための課題>
●医療従事者によるチームづくり
統合医療は、患者本人はもちろんのこと、医療従事者や家族など、関わる人たちが、同じ考え方を共有できることによってより高い効果が期待できることから、 患者にとって適切でより望ましい医療を提供するためには、医師をはじめ、相補・代替医療の医療従事者がチームを組んでいく必要があります。
新しい医療制度づくり
西洋医学を中心とした日本の医療制度は、法的には明治時代より130年間見直されていません。アジアにおいては、中国や韓国、あるいは、タイ等で国をあげて進めようとするなか、」統合医療を進める研究機関の創設、大学教育における相補・代替医療の学部の創設など、国をあげての新しい医療制度づくりが求められています。
 
 
上記の課題について… 自民党統合医療プロジェクトにおいて連日議論しております。


 ▲平成24年2月28日(火)自民党本部
議題「統合医療の必要性とその課題―統合医療で何が変わるのか」
講師 財団法人MOA健康科学センター理事長 鈴木清志様
 

▲平成24年3月27日(火)自民党本部
議題「全人的医療である統合医療の推進のために」
講師 一般社団法人日本統合医療学会理事 蒲原聖可様
 

熱海MOA美術館にて 五十嵐新策外事委員長様ご夫妻とともに(平成23年11月7日撮影)