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防衛庁防衛研究所からの研修会講師依頼を受け、防衛庁にて防衛庁職員や自衛官、若手研究者、安全保障を専攻している外国人留学生の方々に対して、「自民党の抱く国家像と安全保障政策」という題目で講義する。かなり専門的な内容である。
しかし、最近、代議士が専門家を前にしていても堂々と話す姿にあまり驚かなくなってきた自分に気付く。日ごろの凄まじい勉強量
と努力する姿を見ているからであろう。落選中も限られた情報量の中、朝までひとりで熱心に資料の整理する姿はよく見ていたが、国政復帰してからは、さらに拍車がかかったようである。
通常、代議士の一日は「部会」と呼ばれる自民党本部での早朝勉強会から始まる。平日朝8時前には党本部駐車場は満車状態、次々に車を降り各部会に向かう自民党衆院、参院議員、各関係省庁の役人、報道、代理で資料集めや、情報収集に当たる秘書でごったがえす。与党自民党の各専任部会において審議される法案は、政調審議会、総務会、国会上程という経緯を経て、政府の政策、言わば、国の政策方針に直結する為、各議員と各担当省庁の間で展開される議論も当然、熱を帯びる。部会長を務める国防部会のみならず、地元の皆様、お一人、お一人のお気持ちを頂いて、国政に参加させて頂いている代議士の背負う責任は全ての部会において等しく、また非常に重い。この責任の重さこそが常に貪欲に学ぼうとし続ける代議士の姿勢につながるのだろう。
ある日、10を超える部会の時間帯が重なっていて、代議士と手分けをしてやっとすべてを回り終え、少し疲れを感じながら、いつもより遅めに議員会館に向かう途中、今ごろ議員宿舎から議員会館直通
の議員専用バスに乗ってあくびをしながら出勤する道選出の某野党議員の姿が横切る。とても国政に燃えている姿には見えない、むしろ冷めている。責任の重さを自覚することが使命感を生み出し、そして仕事への情熱へと変わるのではないかと、ふと感じる。会館に着くと、委員会、本会議等の合間を縫って分刻みでの各省庁との打ち合わせ、情報収集、地元との連絡。止まらない、休まない。今、「責任」の二文字が今津ひろしを燃え上がらせる。
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